管理職昇格試験の対策ポイント

仕事のこと

今回のテーマは管理職への昇格試験です。

筆者は、大手メーカー会社で当時最年少で管理職に昇格しました。

筆者が勤める企業では、管理職に推薦されると、社外の管理職試験(アセスメント)を受けることになります。

一回で受かることは難しいとされているのですが、事前に対策ポイントを整理していたおかげで、一発で昇格試験に受かることができました。

今回は、筆者の対策法が役に立てばと思い、試験の概要と対策ポイントを紹介します。

管理職試験とは

管理職試験は企業によって方法が異なります。

最近は、経営環境が大きく変化する中、管理職は即戦力として活躍することを求められています。
一方で、既任の管理職のマネジメント力にばらつきが目立つ、という問題意識も。
そこで、社内の評価だけではなく、外部のアセスメントを導入して管理職適性を客観的に確認しようという企業が増えています。

筆者が勤める会社も、外部アセスメントを導入していました。

筆者が受けた試験の内容は以下の3つ。

①部下面談

②プレゼンテーション

③インバスケット試験

今回はそれぞれの試験の概要と対策ポイントをお伝えします。

試験①部下面談

試験官が部下役、自分が管理職役として面談をする試験です。

部下役は基本的に問題を抱えています。(遅刻が多い、異動を希望している等)

そういう部下に対して、管理職としてどのような面談をするのかを試される試験になります。試験での面談時間は10分です。

面談試験でのポイントは3つ。

①相手の話を聴き、共感を示すこと。

管理職の一方的な提案ではなく、互いの意見をすり合わせながら解決策を導き出すこと。

③時間内に解決しようとしないこと。

特に大事なのは、『③時間内に解決しようとしないこと』です。

基本的に部下役は管理職の意見に対して否定的な態度を取るので、時間内に解決することはありません。

ここで「時間内に解決しなければ!」と焦ってしまうと、管理職が意見を一方的に押し付けるような形になってしまいます。

そのため、時間内に解決しなくて良い、という気持ちで試験に挑むことをオススメします。

試験②プレゼンテーション

プレゼンテーション試験では、現状の問題に対して、分析・課題の抽出を行い、解決策をプレゼンテーションするという試験です。

前半は膨大な資料を読み込み、分析・課題の抽出を行い、プレゼンテーション資料を作成します。

後半は、試験官に対して実際にプレゼンテーションを行います。

プレゼンテーション試験でのポイントは、以下の3つ。

①プレゼンテーションの大枠を試験前に考えておく。

②資料を全て読み込もうとしない。

③プレゼンテーションは堂々と、詳細の数字を気にしすぎない。

特に大事なのは、①の事前準備です。

プレゼンテーションは、下記の流れで大体の課題に対応できます。

①ビジョン

②現状分析

③課題

④戦略

⑤注力アクション

⑥ガンチャートによるスケジュール

⑦PL計画

⑧ビジョン(最初に出したビジョンを最後にもう一度掲げて士気を上げる)

この流れでプレゼンテーションを作成する事を意識すると、限られた時間の中で膨大な資料の中から重要なポイントだけを抽出することができます。

ぜひこの流れを意識してみてください。

試験③インバスケット

インバスケット試験は、制限された時間内に主人公の立場になりきり、お客様からのクレームや部下からの相談など、どの職場でも起こりうるような案件を、的確に、かつ迅速に、精度高く処理を行うことができるのかを測るシミュレーション演習です。

最近、多くの企業で導入されている試験で、問題集も発売されています。

インバスケット試験の対策ポイントは、以下の3つ。

①問題集に5セットほど取り組んでみる。

②案件に優先順位を付け、優先度の低いものには手をつけない。

③とにかく時間管理を意識する。

特に大事なポイントは①で、インバスケット試験は問題に慣れることが重要です。

オススメの問題集をご紹介します。

問題を解いていくと、優先順位付けや時間管理が身に付いていくので、事前に対策することをオススメします。

最後に

ワーママにとって管理職は挑戦しづらい職種ですが、仕事を自分でコントロールできるのは管理職ならでは。実は子育て期のママにはオススメの職種です。

楽しく働くワーママ管理職が増えてほしい!そんな想いで、この記事を投稿しました。

ドキドキの昇格試験、少しでもこの記事がお役に立てれば幸いです。

お読みいただきありがとうございました。

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